気づけば講義も3週目に突入した。
入学前に立てていた計画よりも面白い展開を迎え、日々忙しくも楽しい日々を送っている。
自分の所属する公共政策大学院は「専門職修士課程」という位置付けで、一般的な修士課程とは色々と異なる部分がある。(専門職と付くだけで申請できない奨学金があったり…)
一般的な修士課程では、研究室配属、2年間をかけて取り組む修士論文等がある。
しかし、専門職修士課程(北大公共政策大学院の場合)はそのどちらもない。論文に関してはリサーチペーパーという形式で修士論文と同等のものを書ける機会があるものの、文字数の制限等を見てもそこまで厳しいものではないと分かる。
これだけ聞くと、自由でいいじゃんという声が聞こえてきそうだが、裏を返せば個人で戦わなければいけないことが多いということになる。もちろん同期はたくさんいるが、皆それぞれ取り組もうとしている内容が大いに異なる。とある人は「安全保障」、とある人は「環境問題」、「科学技術政策」と言ったように。。。
つまり何か自分の取り組もうとするテーマで疑問があるときに、同期に相談しようとしても全く畑違いの人ばかりなので、なかなか相談が難しいという問題がある。もちろん異分野の人に話を聞いてもらうことは非常に大切なことだが、全員のベクトルが違うというのはなかなかに大変なことであると入学してから痛感した。
これを批判するつもりは毛頭ない。ただ多様性は万能ではないことを感じた。
ここで生きていくためには常に自分を律し、前を向き続ける他にない。