道の駅のすすめ

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北海道の「道」計画の番外編として取り組んでいる内容がある。それは道の駅ラリーだ。北海道には120を超える道の駅があり、年々増加している。北海道は広大な大地ゆえにどうしても移動距離が長くなってしまう。だからこそ道の駅が多いのだ。それだけ多くの道の駅があると全部回ってみたいと思う人も多いだろう。そんな変態たちの欲求を満たすべく、道の駅スタンプラリー等の催しがきちんと設計されている。もちろん私も変態の一人で、スタンプラリーとピンズ(ピンバッジ)ラリーに挑戦中である。今回のサムネイルはピンズの写真である。幼い頃からBB弾拾いや飛行機の模型集めなど収集癖があり、23歳の今でもその基本性質は変わらない。三つ子の魂百までとはよく言ったものだ。

道の駅は休憩所、地元の生産物販売、温泉、地域交流拠点など様々な役割を持つ。ただの通過点として捉えてしまうのはもったいないくらいに魅力が詰まっている。道の駅には地域柄がよく現れており、道の駅ごとに比較をしてみると色々なものが見えてくる。地元の生産物だけで販売コーナーが成り立っている場所、地元のものは少しだけで残りは他地域のものばかり販売している場所、ただの休憩所としての機能しかない場所、積極的に地元の人間が関わっている場所、地元の温泉やスーパーと合体している場所などなど、それぞれの道の駅に特徴が見受けられる。道の駅単体で十分楽しめるが、比較を行うとさらに高次元に楽しむことが可能だ。

北海道には179市町村ある。道の駅は129箇所(2021/07/05時点)ある。お分かり頂けるだろうか。全ての市町村にないのだ。道の駅の有無が地域にどのような影響を与えるのか。研究してみたいが、先行研究は何かしらあるような気がする。だが、きちんと切り口を選定して、先行研究を整理すればリサーチペーパーとして書けるのではと希望を持っている。

移動時間が長めになりがちな北海道の道を彩る「道の駅」は、ただの通過点ではなく、自分にとってのオアシスとなっている。完全制覇まで残り129-65=64箇所だ。

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