学生最後の年に思うこと 〜2022年の振り返り〜

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師走。

本当にあっという間に終わってしまいそうである。

2022年は最後の学生時代(今後社会人博士とかもあり得るとかしれないが一旦の節目)である。

学部時代に半ば逃げかけた自分の進路選択と、ついに向き合わなければならなかった2022年。

そんな1年の振り返りを備忘録的に残しておく。

年明けの決断

いきなりすごい話が出てきそうだが、そんなことはない。

2021年の私はとにかく食べすぎていた。

冷凍することを前提に炊いたはずの3合のご飯が、気がついたら無くなっていた。。。。

といった具合に。

2022年1月に1年後期の授業が全て終わった。いよいよ就活と研究だけの生活が始まるという状況下で、一つの決断をした。

「そうだ、ジムに通おう」

家から歩いて15分程度の場所に会員制のジムがある。かつて通っていた自動車教習所のすぐ側にあり、その存在自体は昔から認知していたものの、まさか通うことになるとは想定していなかった。

会員契約をした際には、すぐに飽きてしまうかと不安に思ったが、意外にもジム通いを継続することができ、半年で10kgの減量に成功した。

半ば直感で通い始めたジムであったが、結果的に痩せることができたのは、自分にとっても大きな自信になった。おかげで体型に合わない服が続出してしまったが。。。。

進路を決める

学部時代に半ば逃げた進路選択の壁に今年もぶつかった。 

とはいえ、「個」としての自分を追求し続けた2021年だったので、いざ就活となった時に何をしたいのかは自分の中にまとまっていたように思う。

学部4年時代は本当に訳分からぬまま就活をしていたような。というか2社くらいしか出してなかったから、そもそも就活をしていないとも捉えられる。

当初は公務員第一志望で考えており、公務員試験勉強をしながら民間の就活をするというスタイルだった。しかし「道の駅」や「地域防災」の研究に取り組む中で、自分にも専門性が欲しいと思うようになり、ジェネラリスト的な働き方をする公務員よりも、専門性の高い仕事をしてみたいと思うようになった。

そんな中で出会ったのがシンクタンクという選択肢である。シンクタンクは中央省庁や地方自治体から依頼された政策に関する研究を行う組織である。

個人的な解釈では、シンクタンクは「行政をはじめとする社会」と「アカデミア」の中間に位置すると思う。このように腹落ちしたことで、シンクタンクで働きたいという思いが強くなり、徐々に公務員への興味が薄れていってしまった。

結果的にシンクタンクで働くことに決まり、場所も住み慣れた札幌から、新たな地へと移動することになった。

ようやく「学生時代」を終わらせることができそうで一安心した。

学生時代終焉への漠然とした不安

進路が決まってからというもの、想像以上に忙しかったような気がする。

HOPSゼミという名の自主ゼミの開催、登別市へのフィールドワーク、リサーチペーパーの研究、趣味と全く休む暇がなかった。

北海道に冬の足音が近づいてくるにつれて、なぜか漠然とした不安に駆られる機会が多くなった。

別に将来が決まっていないわけではない。

今の自分に不満があるわけでもない。(まあもっと強かったらとは思うけども)

言葉にできない謎の不安が急に駆け巡るようになっていたが、見ないふりをし続けていた。

そんな不安とは裏腹に、常に頭のスイッチが入っているような感覚で、寝ようとしてもあまり眠れない生活が10月ごろに続いていた。

研究発表や諸々のスケジュールが落ち着いた12月初旬。

久々に体調を崩した。2週間近くも寝込んでしまい、家から出れない日々が続いた。

考えてみれば大学院に入学してから、走り続けていたような気がする。

2年分の休息をこのタイミングで取れたと捉え直し、しっかりと休むことにした。

6年間も自分にぶら下がっていた「学生」という肩書き。

それを失うことに、どこか心の奥で恐怖を抱いていたのかもしれない。

色々なモヤモヤと葛藤し続けた修士2年の秋冬シーズン。

少しは整理をつけられたと思う。

私のこれから

どこか精神的に脆かった学部4年時代に決めた大学院進学。

入学当初はこれから先どうなるか分からない不安に駆られていたが、結果的には非常に良い選択をしたと思っている。

先生方や同期、環境に恵まれたというのも要因であることに間違いないが、それ以上に自分で「道」を切り開こうと努力したことも効いているはずだ。

「組織」の一部だった自分から、「個」としても勝負できる自分への変化。

「いい人」、「都合の良い人」、「八方美人」からの脱却。

なりたいと思っていた姿に、2年間で少しではあるが近づけた。

得たものもあれば、失ったものも当然ある。

まさしく酸いも甘いも経験した学生時代の記憶は、これから先の社会人生活でもきっと自分の支えになってくれる。

絶対的になりたい自分の姿は特にない。

まずは自分の心身が健康であること。少し余裕があれば、これまで受けてきた恩を社会に対して還元していく。これくらいの軽い気持ちで生きていこう。何事も気楽に気楽に。

ともかくリサーチペーパーをきちっと形にしないと。

今年もありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

1件のコメント

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