オシドリとの再会 ~今年もオシドリ母さんが北大にやってきた!~

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長かったGWもいよいよ終わりを迎えようとしている。

我らが北海道大学は、GWが明けると、新緑に満ち溢れ、春から夏への過渡期にいることを感じさせてくれる。個人的にこの時期の北大札幌キャンパスは、最高のシーズンであると思う。ぜひ一度体感して頂きたい。

今日は嬉しい再会があった。

所用があり大学へ向かったところ、キャンパス内を流れるサクシュコトニ川にオシドリのカップルがいることに気づいた。

なぜオシドリに注目するのかと言えば、学部時代に遡る。

学部3年生だった2019年に、NHKのダーウィンが来た!の大規模なロケが札幌で行われた。当時CoSTEPの受講生だった縁から、制作チームの一員として、映像素材の整理、固定カメラのバッテリー交換、特定のオシドリ個体の追跡など、とにかくオシドリに時間を捧げた時期だった。

こんなことから、個人的にオシドリ好きになってしまい、キャンパス内でオシドリを見かけると、ついつい見惚れてしまう。今日も気づいたら1時間ほど溶かしていた。

キャンパス内をのんびりと歩くオシドリを見ていると、右足にリングがついていることに気づいた。まさにこの個体は、ダーウィンが来た!の時に追いかけていたオシドリそのものなのである。(通称:リンコ 足に輪っかがついていることから)

「わ!リンコだ!おかえり!」と思わず心で呟く。

今年も北大に戻ってきてくれたことの嬉しさ、制作バイトをしていた頃の思い出など、リンコを見ながら色々な思いが胸中を駆け巡った。今年も無事にパートナーを見つけたようで、6月頃に見られるであろう、リンコの子どもたちに出会えることも楽しみだ。

さてここで、夢も何もないような話をする。

オシドリ夫婦と聞くと、仲睦まじく、一生を添い遂げるというイメージがあるかもしれないが、オシドリは毎年パートナーを変えているらしい。さらに言えば、オスとメスが一緒に活動をするのは、営巣〜抱卵の時期までであり、実際に雛が生まれてからの子育てには全くオスは関与しないのである。現代では炎上しそうな生活スタイルである。(もちろんオシドリにはオシドリの事情があるのだろうが)
北大にはカラスなどの外敵が多く、多くの雛がカラスの襲撃を受けて命を落としてしまう事例をダーウィンが来た!の制作を通じて知った。雛たちを守るためにも、雄も子育てに参加すればいいのにと安直に思ってしまう。

このようにオシドリ夫婦とは、なかなかに複雑な事情を抱えていることがわかると思う。結婚式のスピーチやお祝いの場でこの言葉を使う際には注意頂きたい。 思わぬ誤解を招くリスクがある。

リンコからすれば、私のことを謎のでかい物体としか認識していないだろうが、再び北大の地で再会できたことに私は大きな感動を覚えた。彼女の健気な姿を見て、自分も頑張ろうと心に思った次第である。

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